2021年4月23日金曜日

あれから2年

 内戦終了後、スリランカはあれよあれよと経済復興から経済成長へと進んできましたが、その間にもいくつかの大きな悲しい出来事が国の歴史に爪痕を残しています。

その中でも特に忘れられないのは2004年のスマトラ沖大地震による津波災害と2019年の連続爆破テロ事件ではないでしょうか。

どちらもクリスマス明けとイースター当日という、祝い楽しむべき時期に起こった悲しい出来事でした。

4月21日の連続爆破テロ事件からちょうど2年が過ぎましたが、今年も犠牲になった方達を偲び黙とうの呼びかけや投稿がSNSで沢山投稿されニュースでも取り上げられていました。テロ首謀者が所属する宗教や団体に対する非難や攻撃はみられず、ただ祈り悲しみ故人を偲ぶ日でした(市内の警備は厳重だったけど)。もうあんなことが2度と起こらない平和な国になりますように。

うちの旦那はキリスト教徒なのでイースターを祝うのですが今年はコロナの影響もあって、教会へはミサが終わった人気のない時間帯に一人で行ってちょこっと祈ってヤシの葉っぱ(多分)を持って帰ってきました。これで十字架を作って1年間家に飾るのだそうです。


コレ


欲張って沢山持ってきたものだから家中に十字架がぶっ刺してあります。

こんなところにも...。


そのうち罰が当たるんじゃないか?



4月はイースターの他にシンハラ・タミル正月があるのですが、こっちの方が1月1日の正月よりも盛大です。シンハラ・タミル正月に比べると大晦日(12/31)や元日(1/1)なんかはフツーの日、なんなら出勤しましょうかってくらいの扱いです(みんな休むけどね)。


正月に里帰りしていたお手伝いさんも戻り、キリバット(ミルクライス)を作ってくれました。我が家は誰もスリランカの正月菓子食べないけど、キリバットは大好物です。正月や祝い事には欠かせないお料理です。

白米を炊いてココナツミルクを混ぜて形を作ります。
バナナの葉を入手したので、お皿は使わないんだって。バナナの葉で形を整えます。




キリバットに合うのはフィッシュカレーなんだって。
お玉も伝統的(?)に、ココナッツで作ったお玉です。



ひし形に切って、唐辛子とライムを混ぜた付け合わせ(名前忘れた)も忘れずに。





2021年は平和で健康的な年でありますように。




おまけ
最近何かと話題のミセススリランカ騒動ですが。
昨年の優勝者が最後の最後にステージ上で「この人は離婚しているから無効!」と今年の優勝者の王冠を無理やり引っぺがしてコンテストを台無しにしてしまった騒動です。
全国民の99%が(今、それ言う!?)とびっくりして大笑いした事件ですが、引っぺがした昨年の優勝者(しかもミセスワールド世界大会優勝者)に対してかなり辛辣な批判が出ているようです。
同時にいろんなジョークも出てきてまして。
ある日、旦那が
旦那「今度、昨年のミセススリランカがイギリスに行くんだって!」
私「なんで?」
旦那「エリザベス女王は結婚相手が亡くなって女王の資格は無効になったから王冠はく奪だって!」
私「ヒェッ!」
SNSで回ってきたジョークらしいです。






メモ子 村人になりました。