さあ、お手伝いさんのワクワクドキドキ親戚ゴシップのお時間ですよー!
この前から携帯であちこち電話してかかってきてゴシップ&アドバイス=おしゃべりで仕事も手につかなかったようでした。私も何回も「携帯のプリペイドカード買って」と頼まれた。
なんとか一件落着したようで、延々と事の顛末を語ってくれました。
今回は
田舎の娘っ子が悪い男にハマって困って警察だぁ~ の巻
楽しそうでしょ。
お手伝いさんの姪っ子13歳が18歳のワル(古っ!)と恋に落ちてしまった話です。
13歳ですよ。これはちと早すぎますね。
出会いのきっかけはなんと娘っ子の初潮のお祝いパーティー。
スリランカでは初潮のお祝いを「ビックガールのパーティ」とよんで親戚近所を招いて盛大にします。こういうのは女の子恥ずかしくないみたい。
その娘っ子(仮名 ナディーシャ 13歳)もめでたくビックガールの仲間入りをし両親がパーティーを開きました。さて、そこにお手伝いとして助っ人にやって来ました遠い親戚の男(仮名ウディタ 18歳)。 遠い親戚というのはナディーシャのおじさんのお嫁さんの弟の嫁の弟くらい遠い親戚です。もうアカの他人じゃんかと思いましたがスリランカではこれは親戚と呼びます。
助っ人といっても大きなお盆を持ってくる役目だけで、あとはすることのないウディタが辺りを見回していると目の前に星が降ってきたような眩しさを感じました。
キラリン!と光の先にいたのは本日の主役ナディーシャでございます。うちのお手伝いさんいわく「私も若いころ相当美人だったけど、彼女も同じくらい美人よ。」
.....。
さてー。話を戻しましょう。ウディタはギラリ目線でナディーシャの気を惹きつけ、バチバチ瞬きで交信し、見事ナディーシャの家の電話番号を獲得したのです。(携帯は持ってない)こういう時スリランカの男性って強力目ヂカラ光線出してそう。マックスで。
そこからネチッこく毎朝毎夕電話で愛の言葉をささやきます。(相手は13歳でっせ!ロリ~!)
ウブだけど背伸びしたいお年ごろのナディーシャもホイホイ乗っかってきてドボンと深みにハマってしまいました。本人が言うことには手握るだけだったそうです。でもわたしはコイツらチュ~くらいしてんだろうと思ってます。多分その他野次馬(お手伝いさんとかメタボおっさんとか)もそう思ってんだろうけど絶対口にしません。カラダが無事ならヨイよ。
はてさて、ナディーシャの電話かじりつきで請求書見てビックリのご両親は、本人を問い詰め犯人(ウディタ)との恋愛ごっこを知ることになりました。宿題もしないで夜遅くまでコソコソと起きて何をやってるかと思えば男と電話か!怒鳴る両親に泣き崩れるナディーシャ。窓ガラスがないから近所に筒抜けです。それでなくてもこういうことは1人に相談するとその日のうちに親戚中の知るところとなるのです。携帯が威力発揮。
変な奴に捕まっても日本では「ちょっとあいつはヤメトケ!」と友達や家族からアドバイスなどあって思いとどまるものですが。ここスリランカではこうなります。
両親「コロス!殺せないなら警察に突き出してやる!!」
ウディタからの電話に出たお父さんが「うちの娘に一切関わるなー!!警察に突き出してやるからな。」と怒ったところ彼は口では言えないような汚い言葉で罵り脅してきたので、これが証拠と両親は警察に被害届を出しに行きました。
警察では、「あ~~。またあいつかあ。ここの常習だよ。いろんな事で被害届がでてますよ。明日出頭するように言っとくわ。」
ギョエ!そんなに極悪人?もしや極道の人!?こっちが殺される?と心配になった両親。
警察官 「いままで近所の庭の木からコショウの実を盗み取ったり、塩を盗んだりでねえ。」
小物すぎる~。
その後の報告はまだ聞いてないので分かりません。ナディーシャの無事を祈ります。
メタボおっさん(旦那)はナディーシャのこと覚えていました。2年位前にお手伝いさんのお父さん(享年90歳)の葬式に行った時、可愛らしい娘がいるなあと思ったそうです。なのでナディーシャが学年のマドンナ(古い)としても、うちのお手伝いさんが村一番の美人だったとはねぇ。
あ!でも髪の毛は60を越した今でも天然巻き髪だ。クルクルしてカワイイ。