スリランカに住んでいていいことってな~に~?
(マイナス点は上げるときりがないので今回なし。)
1.辛い料理が沢山食べられる
2.香辛料がいっぱいだから快便。(お腹も壊すが)
3.魚が安いエビが安い(最近そうでもなくなった)
4.暖房がいらない(その代わり冷房代がかなりする)
5.道路交通法を守らなくても運転できる。(いいことか?)
6.紅茶がある。
さて、取って付けた感いっぱいの6番。
ここは自家製の紅茶を作ってみようじゃないか!!
わー無謀~。
でもないかも。昔の日本では自分ちでお茶作っていたみたいだし。
むかーし見学した紅茶工場の設備なんか100年くらい使っていそうだったし。(最新機械じゃなく)
スリランカには紅茶農家もたくさんいるんです。自分ちで摘んだ茶葉を工場が買い取ってくれるの。
思いついたら吉日、ということで実家が紅茶農家で、休暇中のお手伝いさんに「紅茶の葉っぱ摘んできてぇー」とお願いしましたら、沢山摘んできてくれました。
当日の朝に摘んだ葉っぱです。やわらかい。光っている。全部でこれの4倍くらい持って来てくれた。
普通の葉っぱは1kgを60ルピーで買い取ってもらうんだって。
ほんとうに作るんだったらもっと上の方の小さい葉っぱを摘んだのに、と最後まで私を疑うお手伝いさん。
だから作るっていったじゃーん。
葉の先にあるつぼみのような赤ちゃんの葉っぱは超高級品。ゴールデン(シルバー)チップっていって100gが2000円くらいするの。
日本で買ったらもっと高いよ。
チップ3兄弟
初心者にはゴールデンチップなんて無理だから普通の紅茶に挑戦。
夜テーブルに広げて乾かします。
朝、美味しそうな草の香りが漂いなんだか幸先いいかんじ。
次は葉っぱを揉み崩す作業です。手で揉むって書いてあったけど時間がかかりそうなので
包丁でみじん切りにした後揉んでみたよ。
写真だと緑っぽいけど実物はもっと濃い緑になりました。
ここでお手伝いさんの一言。「まー、紅茶工場のと同じ匂いがするよー」。
やったー!
そんで今度は発酵させます。発酵すると葉が赤くなるんだって。これが紅茶と
緑茶の違いだって。
ビニール袋に入れて1時間半じっくり待つ。
待てなくて何回も覗いちゃったよ。ちょっとずつ赤みが出てきて茶色になったよ。
そして最終工程の乾燥。フライパンにクッキングシート敷いて軽く炒りました。
こりゃ難しいな。ちょっとの差で葉っぱが黒くなってしまう。
発酵させすぎたかも。
これが第一陣紅茶。見た目黒こげ。匂いは紅茶+ウーロン茶
ちょっと試飲。
おぉぉー!紅茶の色が出ているー。紅茶の匂いもするー!!
で、第二陣紅茶。パリパリになる前に取り出したよ。
こっちのほうが葉を多く入れて作ったので色は濃いけど同じような味です。
これのほうが色わかる?どおどお??
実はよく紅茶の味って分からないんだけど、でも香りも色も店の紅茶と同じなので
成功!としましょう!
成功!成功!大成功!
前日の夜に葉っぱを受け取って、次の日夕方から作ったよ。
なんだかお手軽に作れるじゃん。
世界に一つしかない紅茶でございます。
枝の破片も入っていない葉っぱ100%、ピュアな手作り紅茶。
あっさりタイプで砂糖もミルクもいりません。紅茶の味わいをじっくり堪能できるのです。
朝食に1杯、朝もやの中でねむっている茶葉の香りがお口の中に広がっていくでしょう。
なーんちゃって!
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