2016年6月30日木曜日

スリランカの物価と人口!

発端はライムでした。

「ゲゲ! ライム1キロ860ルピー!? なぜに?!」

ライムっつたら1キロ300ルピーもしないよね?

大雨の影響かと思ったがライムは値段の変動が激しいそうです。
その日はライム買わず。値段が下がるまで待つか。



そしたら、お手伝いさんがライムがないよライムがないと騒ぎ出した。
ライムがないとサンボール(野菜のあえ物)が作れないとか。

私「ライムは高いから濃縮ライムの瓶でもいいよね?」
お手「ダメよ~。本物のライムじゃないとだめなの」

う~~~。でた~。
〇〇じゃないと作れない発言。カレーはトマト、ニンニク、カレーリーフ、玉ねぎのどれかでも欠けると作れないと駄々をこねる。代替品という言葉は辞書にないのです。
ものすごい頑固よ、うちのお手伝いさん。
なので負けて2,3個買った。
「これで来週までもたせるんだ!」
その後ライムはゆるやかに下がったり上がったりしてます。もうあんなに高くないけど。

ハテ、最近の物価ってどうなのよ?とフト考えて調べてみました。

税金(VAT)も15%に上がっちゃったしさぁ~。



スリランカの主な食物500gあたりの値段。2016年6月の市場価格です。
Rs100は約70円。

カッコ内は1年前からの値上がり率よ。100%=去年の2倍の値段

ライム  Rs290 (101%)
なす  Rs99(69.4%)
きゅうり Rs62(51.7%)
生唐辛子(緑) Rs449(175.4%)
ネギ  Rs126(26.9%)
ココナッツ1個  Rs54(-7.3%)
国産じゃがいも  Rs86(14.9%)
人参  Rs140(11.3%)
トマト Rs119(141%)
胡椒  Rs898(6.0%)
輸入玉ねぎ  Rs42(-22%)
サンバ米  Rs46(1.7%)
砂糖  Rs59(40.9%)
メカジキ  Rs.466(6.3%)
鶏肉  Rs292(10.9%)
豚肉  Rs332(8.9%)
卵1個  Rs14.36(0.2%)
ミルクパウダー400グラム  Rs325(0%)

胡椒って高いね!シナモンとモルジブフィッシュ(スリランカの鰹節)も高かったよ~。国産なのに高い。じゃがいもや玉ねぎは輸入品のほうが安かった。多分インドパキスタンからの輸入。

生唐辛子の値上がり率もすごいですね。季節や天候に左右されるのでしょうか。

ここで注目したいのがミルクパウダーです。他の食品と比べると本当なら200%くらい値上がりしてもいいはずなのに1年以上料金据え置き。さてこれはどうしてでしょうか。



それは、スリランカ人はミルクパウダー値上げに超敏感だからです。(多分そう)値上がりでいつもニュースになるのはミルクパウダーとパン(小麦粉)。去年だか、いきなり30%位値上がったら世間の猛反発にあい値上げ撤回されました。ほらミルクパウダーは紅茶飲むとき大量に使うでしょ?ミルクパウダーの値上げは死活問題なのよ~。

下手すりゃじゃがいもより注目される製品です。




さてさて、そこで終わらないのでございますよ。今回は





スリランカの年代別人口分布も見つけちゃいました。



2012年の総人口は2030万人。

若い世代の人口が多いですね。


4年前だから今スリランカは若者世代が一番多いのです。

私立学校や幼稚園や外資(主に英国)専門学校が増えてるものね。スリランカで勉強して英国公認の学位をとるのが流行ってるのかな。

良く言えば活気がある国、悪く言うと後数年で失業率がグンと増えそうな予感です。





コロンボとトリンコマレーの年代別人口です。赤のコロンボは最大都市、緑のトリンコマレーは戦争していた地区(東北部)です。









コロンボは地方からの上京もあって20~30代が多いですね。

このグラフではわかりにくいのですがトリンコマレーは0~9歳人口が70歳以上の8倍もいるのです。

コロンボでは0~9歳人口が70歳以上の2.5倍なのに。



さてここでトリンコが8倍の理由がわかるでしょうか。殆どの人がお分かりかと思います。

そうですそうです。戦争が2009年に終わってのベビーブームなのです。特に北部はね?

ちょうど今小学生だね。




はい、今日はライムから社会科になりました。

久しぶりに勉強したよ。



参照はスリランカ政府統計庁の統計。

物価 http://www.statistics.gov.lk/price/retail/DCSB-WRP-2016-06-W3.pdf

人口 http://www.statistics.gov.lk/Abstract2015/CHAP2/2.6.pdf

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