以前のことですが、いつも隣にいる荷物持ち兼通訳兼ケンカ相手のメタボのおっさん、つまり旦那が大痔主になりました。
診察してくれた先生 「こりゃ~我慢したねぇ。明日入院して手術ね♫」
ということで入院です。この際喉の手術もして地声も小さくして欲しいところです。
命に別状はないのと、久しぶりに若い女性(看護師さん)に親切にしてもらえるのでオッサンちょっとウキウキ。「パンツはこれでいいかなぁ。」
ちょいと痔主さん、パンツよかもっと恥ずかしいところ見られるの分かってるんですか?
入院先はCentral Hospital。数年前に移転新装した新しい病院です。設備は整っていて綺麗です。
しかし、スリランカの病院には案内板とか入院の説明書とかはないのですべて自力で見つけなくてはいけないのです。病院も難易度高し。
今回病室まで辿り着くまでの道のりはこうでした。
総合受付の人 「あっちのエマージェンシー受付に行ってください。」 →あっちってどこ?
エマージェンシー受付の人 「医師のメモは?はい、では入院書類に記入してください。お部屋はVIPルームありますよ~。オススメはエアコン付き個室1泊7,500ルピーです。大部屋は今満室デス。あっちの会計で前金払って。」→あっちってどこよ?
会計カウンターの人「(お金払った。)・・・・・。」→ここでしばらく立ち尽くす。そしてエマージェンシー受付に戻ってみる。
エマージェンシー受付の人「呼ぶまでそこの椅子で待っていてください。」
そして5分後案内係に連れられて病室に無事到着。全部で30分位かかったよ。案内板か壁に矢印でもつけてくれればいいのにな。
立っていられないくらい辛い時は、病室に辿り着くまで大変だ。今回は事前に医師の診断書があったから比較的(道に迷ったけど)スムーズにいったけど。
診断書がない時はエマージェンシー受付横のエマージェンシー処置室(ベッドが並んでいる)で医師にみてもらってから入院となるそうです。
比較的元気なときはOPD(一般外来)、辛い時はEmergency(緊急外来)で診てもらってから入院手続きをします。
Emergencyって救急車レベルの緊急だと思っていた・・・。他の病院はどうかわかりませんが、入院したいくらい辛い時は迷わずEmergency入り口のカウンターに行くことにしよう。
さてさて、無事病室に到着。病院お勧めのエアコン付き個室です。
1泊入院だし痔主様ごときに個室は分不相応、だから安い大部屋にしたかったんだけど病院のほうが一枚上手だったのか、「あ、大部屋は満室です。」という先手を打たれてしまいました。
奥のソファーは付添人のベッドにもなります。

色々スイッチがあります。ライトと天井扇風機とナースコールボタンなど。コンセントがやたらと多い。

バスルームです。タオルもついてるよ。お湯も出ます。

寝ながらテレビが見られます。ケーブルテレビが入っていました。

ふーんふーんと写真を撮っていたらレストランのウェイターの格好をした人がドアをノックして、ミルクティーとミネラルウォーターを置いていってくれた。
ウェルカムティーってことでいいよね?と私が飲んじゃう。

ベランダからの眺めはこのようになっております。周りから室内が見られちゃう。

手すりが低いので子供は外に出ないほうがいいでしょう。あと思い詰めちゃうような患者さんとか。
外を眺める用というより物干しスペースとしてのベランダでした。
手術はこの4時間後におこなわれました。期待を裏切らないスリランカ!ッて感じの手術でした。
長くなるので後半に続く。