2013年11月30日土曜日

いたずら電話の真実を知り同情しました。

数週間前から私の携帯に、謎の男からショートメッセージや電話が来るようになりました。


こっちから電話をかけ直すといつも電源は切れている。ちょっと変。いつも向こうからかかってくるのは早朝4時半とか5時、それか夜中の0時とか。安眠妨害なのよ~。


ショートメッセージはシンハラ語をローマ字で打ってるので読めるけど意味わからん。隣にいる通訳兼荷物持ち兼ケンカ相手のメタボのおっさん(つまり旦那さん)に読んでもらったら、


「なになにー?・・・『どうして電話に出てくれないんだ。今どこにいるんだ。会いたいんだ。愛しているんだ。』・・・なんだこれは。」


なんだこれは。まるで私に無視され振られて嘆いているみたいじゃないか。


通訳兼荷物持ち兼ケンカ相手のメタボのおっさん(つまり旦那さん)には浮気を疑われ、しかもその妄想癖のあるメタボのおっさんは、頼んでもいないのに毎日毎日私とその謎の男(仮名マヒンダ君)の出会いから逢瀬の会話、別れの瞬間まで、ネチネチと妄想再現してくれるようになりました。


あーストレスたまる。これだから妄想癖のメタボってやーねー。


「番号間違いだからメッセージ送らないでね」ってメッセージ送ったのに無視され、毎日早朝電話とメッセージ。おっさんは1人2役となって妄想劇を披露する。うざい~。


最後はメタボのおっさんもいい加減妄想ゲームに飽き、「マヒンダ君と会ってあげればー?」とわけわかんない事言い始めました。


そしてやっと!ある日マヒンダ君とつながりました。


夫「プタ(君)、この番号ね、君の相手じゃないんだよ。」


その後マヒンダ君とおっさんは長いこと電話で話していました。


 


マヒンダ君はクルナーガラ県のある役所で働く青年です。マヒンダ君には可愛い彼女がいて、いつかは結婚したいナーなんて思いながら毎日仕事に行っています。彼女はマヒンダ君のいるクルナーガラから遠いところで働いています。なかなかデートの機会がない2人のはもっぱら携帯電話でのおしゃべりです。


マヒンダ君は数週間前彼女から新しい携帯番号をもらいました。


でも新しい番号に電話してもショートメッセージにメールしても返事が来ません。


なんでだよ・・・。俺のこと嫌いになったのかよ・・・。電話に出てくれよ・・・。シラニー(仮名)。


マヒンダ君は仕事に行く前、寝る前必死に電話をし、メッセージを打ちましたが彼女からの返事はありません。心から愛してるんだよ!シラニー!君がいなくなったら死んでしまいたいよ!


マヒンダ君の思いが通じたのか、数週間後やっと彼女からの電話が。


マヒンダ君 「ハロォ!」


夫 「プタ(君)、この番号ね、君の相手じゃないんだよ。」


マヒンダ君。あぁマヒンダ君。君の彼女への愛は永遠なり。


 


マヒンダ君はメタボおっさん(夫)の巧みな誘導に乗って、生い立ちから彼女との出会い、ここ数週間の苦悩の日々を話してくれたそうです。最後には「本当にすみませんでした。もうこの番号には電話しません。」と言って切れたそうです。私が送った「私はあなたの彼女じゃありません」というメッセージは覚えていないそうです・・・。


マヒンダ君はその後彼女と無事に連絡がついたかな。まさか本当に振られてたりして。

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