前に住んでた家は1階が大家さん夫婦、2階が我が家でした。
ある時期からトイレが詰まるようになり、毎週のように汲み取り車を呼んだり圧力ポンプで家中のパイプを掃除してもらったりしました。それでも1ヶ月くらいすると詰まり始める。
みんなで「な~ぜ~だ~ろ~う~?」と考えこみ、奥さんは「トイレットペーパーが詰まるのよ」とトイレットペーパーを流さないで箱に捨てようと言い出し、ご主人は「そんなの水に溶けるだろう。違うよ。」と反論して夫婦喧嘩始まるかと思えば、「メイドがナプキンを便器に捨ててるんじゃないの?」と恐ろしいことを云い出す始末。
しかも実際いるんだって。ゴミを捨てるのが面倒くさいからか、野犬が喰いちぎったゴミの袋から道路に飛び散るのが恥ずかしいからか、トイレに流しちゃう人が。
でもうちも大家さんとこも、メイドさんは60歳近くの女性なので対象外。
ティッシュペーパーもトイレットペーパーと同じく水に溶けると思っている人もいた。
とにかく、すぐあとに大家さんは仕事の都合で引っ越して1階は警備員だけの空き家になりました。これでもう大丈夫、と勝手に大家さんが詰まりの理由と決めつけいた私でしたが、なんとまた詰まってしまった。え!?
しかも今度は角部屋の寝室までカビのような公衆便所のような匂いがし始めた。もう原因がわからずに、悪魔祓いでもしてもらおうかと誰かが言い出したとき清掃局の人が「これだ!」と原因を突き止めてくれました。
なんと、
隣の家がうちの地下汚水溝に石を詰めてブロックしていたのです!!
図に描くとこんな感じ。
茶色が汚水溝。汚水は上に向かって流れています。地下溝の上は犯人の敷地で駐車場となっています。描いてないけど高い壁があってお互いの家はよく見えません。
犯人いわく、自宅の駐車場を工事した時に知らずに我が家の汚水溝をせき止めてしまった。だって。
ってそんなことするー?なぜそんな不要なことをわざわざするー?
よーーーーく周りの人の話を聞いてみると。
犯人の実弟が隣に住んでいる。2人は兄弟なのにとっても仲が悪い。
弟が家を新築してお店を始めた。
兄はそれが気に入らなく自宅の駐車場を新しくする時、弟の経営を妨害しようと汚水溝をブロックした。
しかしそれは弟の家ではなく、後ろにある私の家から出ている汚水溝だった。ぎゃふん。
この話が本当だったら(本当ぽいけど)陰険すぎてひどい。ひどすぎる。なんというとばっちりなんだ。この寝室の臭さと今までの苦労は他人の兄弟げんかから生まれた嫉妬心だったのかと脱力。
でもちょっと笑える。
もちろん速攻詰め物を取ってもらいました。
アラー、今までの臭さがウソのように、今までの詰まりがウソのように、そして今までの詰まり原因会議は何だったんだろうというくらいスコーンとトイレの水が流れるようになりました。便秘が一気に解消した気分です。
この事実が明るみになって更に兄弟の仲は悪くなっていくことでしょう。
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