覚えていますでしょうか。メタボおっさん(旦那)が身分証明書IDカードを再発行したお話を。
忘れちゃった人はここから グラマセーワカって何?超スリランカンなお役所
メタボおっさんの場合、再発行するには、
① 前住所地区のグラマセーワカで在住証明をもらう。
② 今の住所地区のグラマセーワカで新住所登録。
③ IDカードの住所を書き換えるのでID発行センターでID再発行してもらう。
2週間たっても①でまごついてると文句言ってましたが、結局2ヶ月間もかかっちゃいました。理由は、①の担当者からの電話をバカ正直に待っていたからです。
2ヶ月間待ってる方(メタボ)もどうかしてるけどね。また何回か①の担当者のとこに行ってやっと住んでいた証明をもらって来た。
それがさ!証明書とか立派なものじゃなくて、メタボの書いたレターの裏に”これを証明します”と書いてサインしただけなの!それだけかいな!それだけ!
こりゃ賄賂を貰いたかったからズルズル引き伸ばしてたんだよー。1ルピーもあげなかったけどね!
さ、とっとと②に行きましょう。今の住所地区のグラマセーワカで新住所登録です。
そしたら今度は地区担当者が病気で2週間お休みだって!!
休み中は隣地区の担当者に引き継いでるというので、隣地区のグラマセーワカを探す。人に聞いても信号の薬局の近くとか緑の家とかよく分かんないよ。
やっと見つけたら担当者は「うーん、これは難しいなあ。新規だからねえ。パスポートあるの?見せて?洗礼証明書見せて」と無関係の書類をジロジロ舐めまわす。
メタボがコソッと「何か渡せばやってくれるぞコイツ。」と囁き、「暑いからジュース買ってきまーす」と一旦外に出る。
スプライトなど買ってきて3人で暑いねぇと世間話しながら飲む。ダメだから帰れとは言われないので望みあり。
とその時、担当者の部屋に地域募金お願いしますと他人様が入ってきました。担当者は「来週おいで」と募金の人にまで焦らし作戦を使って追い返す。
そこで閃いたメタボおっさん。「私も協力しますよ。この地区に住んでるんだしね。お好きな様に使って下さい。」とそーっと封筒を机の中に入れる。(手渡ししないのが鉄則)
お好きな様に使って下さいときたか!
メタボおっさん天才!!
担当者様はありがとう来週渡しとくよとうれしそうでした。それからは誰がダメって言ったのってくらいトントンと書類を書いてくれて②が半日で終了~!
賄賂じゃありませんよ~。寄付したんだもん。寄付だもん。
無駄な2ヶ月のせいで8月の総選挙には手続きが間に合わないって。ま、いいでしょう。
肝心のIDセンターはなんと1日サービス。2時に行ったら4時に発行できたよ!とIDカードヒラヒラ振り回しながら帰ってきた。何だ何だこの違いは。
メタボおっさんはやっと手にしたIDカードを皆にカッコイイだろうと見せびらかせ、フト静かになったと思ったら
メタボ 「名前が間違ってるぞこれ!!」
突き出る棒みたいなシンハラ文字がない!と大騒ぎ。本当にちっちゃい間違いなのですが読み方が全然違うらしいです。
例えば
シリセナ大統領なのにスリセナ大統領になっちゃった。
またグラマセーワカからやり直しか...と心配しましたがID発行センターのプリントミスだったので翌日再々発行してきました。
ID発行センターはポカミスが多いらしく、スペルミスで再発行する専用カウンターがあったんですって。カードを本人に渡す前に確認してないからだよ。メタボおっさんの前にいた人は別人のIDカードを渡されて「これはオレじゃないぞ!どうすんだ!オレはこれからラトナプラに帰るんだぞ!」とカンカンに怒ってたって。
スリランカ人も大変だねー。
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