草木も人間もシーンと寝静まった夜中の0時のことでした。
ボォォォーーーーーォォ!!
ドコドコドコドコドコドドドドドドーーーー!!
ピーィィィーーーーーーヒョロロロロロローーーーィ!!
なにっ!何事ッ!?
いきなり家の前でペラヘラが始まった!?ってくらいの大音量。お手伝いさんまでなんだなんだと起きてきた。
深夜の嫌がらせか、はたまた深夜のペラヘラか、と外を見たら向かいのお家の庭で太鼓叩いて誰かが唸るように歌っていた。
何が始まったんだ?と恐る恐る窓から外を覗く。
メタボ「・・・これ、もしかして悪霊祓いの儀式じゃね?」
お手「そうですね。それにしてもいまどき住宅地でやるなんてねぇ。」
私「外国人だったら警察に苦情の電話するレベルでしょぉ!でも、悪魔祓いの儀式に苦情を言いに行ったら逆ギレされて呪われるかもね。」
皆「とりあえず寝るか・・・」
しかしこの音量はBGMどころか目覚まし時計の何倍も効果があって、全然寝られない。
太鼓と笛と誰かの歌だかお経だかが延々と続く。
途中音楽が途切れて、「あーこれで寝られるかも。トロトロ」と、眠りに落ちる寸前でまた、
ボォォォーーーーーォォ!!
ドコドコドコドコドコドドドドドドーーーー!!
ピーィィィーーーーーーヒョロロロロロローーーーィ!!
と始まる。
メタボ「向かいの家から逃げ出した悪魔がうちに来ちゃったりしてね。」
私「うちに来てくれていいからもう眠らせろ~。」
悪霊退散だか病気の祈祷なんだか知らないが、静かにお祈りできないんだろうか。
ドコドコと大騒ぎして悪魔(病魔)を外に追い出すらしいですよ。
そのドコドコボォォーがついに朝の3時半まで続く。ひぃ~。
今回は、お隣さんのご主人の病気が長引いたからお祓いしてもらったんだって。
あれからちょっとずつ良くなってきているそうです。悪魔(病魔か。)は出て行ったんだね。
悪魔を信じるか信じないかはさておき、回復に向かって良かったです。
これで病状変わらなかったら次は何をするんだろう。さらに大音量でやり直すのかしら。
さて。スリランカではまだ病気の祈祷とか悪魔祓いの儀式をやる習慣が残っているそうです。
今回見たのは病気の祈祷でしたが、呪いの儀式もあるんですよぉ~~。
表には出てこないけどそういう職業の人もまだいるんだって。
なんだか恐ろしくなってきましたねぇ。
悪魔祓いのダンスについて新聞の記事を見つけました。
Mask dancers exorcise evil spirits(悪魔払いのダンスについて) Sunday Observer紙お隣さんちの悪魔祓いは見えなかったけどこんな感じで行なわれていたのかな。

写真 http://www.sundayobserver.lk/2013/03/31/mon09.asp
メタボおっさんが、隣のご主人は呪われて病気になったかもしれないねとお隣さんに対して失礼千万な事を言い出した。
だってビジネスで成功してるし。それをやっかんでるのかもしれないしだって。
オッサン曰く、呪いの儀式で有名?なのは相手の髪の毛をココナッツの殻の中で燃やしながら呪文を唱えるのらしい。
それとか髪の毛に呪文をしてマットの下にその髪を隠して、朝一番にそこを踏んづけた人が呪われるというのもあるらしい。
私「なに!?なんでそんなこと知ってるの?もしやアンタやったことがあるとか!?」
メタボ「いや、ないけど。一般的には髪の毛を使った呪いが有名なんだって。髪の毛は簡単に手に入るから。うちの伯父さんも呪われて死んだって昔に皆が噂してたよ。」
私「・・・・・・」
メタボ「あと、〇〇伯母さんも呪いの儀式やったことあるって噂だし。噂ね、うわさ。」
アワワワ。これからおばさんたちには愛想よくしてよーっと。
スリランカ人の怨念は怖いんどすえ~。