前回の記事 お葬式に行く。日帰り300kmの旅 その1
ランチ休憩をいれて5時間かかっちゃった。ということは往復10時間か。
到着した時はちょうどお坊さんが帰った後におこなう埋葬が始まったところでした。
迎えに出たお手伝いさん、泣き崩れていると思ったのに晴れ晴れとした顔をして出てきました。「埋葬が始まってるから行って来たらどうですか?写真も取って来てくれます?」
そんなー、一緒に埋葬まで見届けようよ、と一緒にてくてく歩いていきます。
村の外れに土葬用の丘があるんだって。
迷わないように白い旗が目印に置いてありました。
ヘンゼルとグレーテルみたい。
途中で珍しい花を見つけたよ。小さい花それぞれが違った色できれい。涼しいところの花の色はなんとなく優しい感じがします。
野生のコットンの木も沢山生えていて、あちこちに綿が落ちていた。
ここらの犬は抜け毛がすごいのかと思っちゃったよ。放置してるなんて勿体無い。
息切れがしてきたところで丘に到着。村の男の人達が穴を掘り棺桶を埋葬します。スリランカは火葬より土葬の方が多いです。
盛る土を掘っているお兄ちゃんに、「あー、そこは数カ月前に埋めたばっかだから掘っちゃダメ」とお爺さんが注意していました。この丘は2人用とみた。
飾りを付けます。バナナの木の皮で作ったリボンです。杭もバナナの木の皮を何十にも巻いた柱です。
R.I.P
お墓を掘ってくれた村の男性達。
丘から帰る時に、皆が口々に「あの山写真撮りなさい。」「あの山は有名だから写真撮りなさい。」と言うので撮ってみました。あとで地図見たらホートンプレインズ国立公園の端っこでした。
写真では隠れちゃったけど、シーギリヤみたいな岩があった。シーギリヤみたいな突如現る巨大岩はスリランカでよく見るよ。
喪主の奥さん(お手伝いさんのお母さん)は85歳と高齢でここまで来られなかった。亡くなった旦那さんは90歳でした。子供、孫、ひ孫に囲まれて自宅で亡くなったそうです。スリランカの平均寿命は75歳で隠れた長寿国なんですねー。
お母さんと娘たちの写真も取る。弟が一人いたけど恥ずかしいからいいんだって。この写真からも分かる通り女系家族で、昔からこの家庭での権力はどう見てもこの女性達が握っていたことでしょう。
ひ孫(お手伝いさんの孫娘)に再会する。可愛くなったのう~。
庭になってるミカンを貰ったので、みかん星人ゴッコして遊ぶ。喧嘩の仲直りにはコレが一番だよ、と教えてみる。
お葬式のあと7日後にスリランカ式の法事をします。ダーネといってお坊さんが来てお経をあげるのは日本と同じです。その後、近所や親戚の人達に食事を振る舞います。7日目、3ヶ月目、1年目にダーネをするそうです。
早く帰らないと夜道が怖くなるからと、みんなに挨拶して帰りました。スリランカは夜道は灯りもなく暗いから、車は皆ヘッドライトを上向きにピカーッ!とギンギンに光らせてくるので危ないです。
ラトナプラから10km離れたところに、とっても綺麗で安くて美味しいレストランを見つけました。トイレも綺麗、紙もある。
なんとビュッフェ形式なのです。辛くないのです。スリランカカレーではないのです。スパゲティもベイクドポテトもある。そして一人500ルピーと安い!
なんと!レストランには白いグランドピアノがあって生演奏もしているんだよ。
フェイスブックから写真を拝借
Facebook シルバーレイ ラトナプラ
さっすが、スリランカ有数のお金持ちが集まる街ラトナプラよ。
感動したー、これからラトナプラ方面に行くときはここによることにしよう。
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