2013年7月11日木曜日

スリランカ式 合鍵の作り方

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ある日、合鍵を作りに町中に行きました。
合鍵作る屋台が並ぶ道路で、ど~こ~に~し~よ~う~か~な~と1軒の小さなお店に入りました。


ショーウィンドウには型を作る前の鍵が沢山ぶら下がっています。
洋服ダンスの鍵から車の鍵までなんでも揃っているんです。
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外の合鍵屋さんではこうやって鍵がぶら下がっています。
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頑丈なドアの鍵を作りました。『はい、合い鍵1本300ルピーね。』「よろしくおねがいしまーす」
いきなり職人さん?が鍵を持って外に出てきました。

と思ったら目の前に駐車しているトラックの前輪タイヤに屈み込んだ!なに?何が始まるの?


えー。他人のタイヤの上で削ってる!ヤスリかけてる・・・。
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運転手さん、まったく動じてないし。もしやこれもお店の一部なのか。

ズリズリやすってはオリジナルの鍵と重ねて出来栄えを確かめる。
『うーん、もうちょっと削るかナ』
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なんというアナログなやり方よ・・。
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もとの鍵まで削ったら怒っちゃうからね。
途中運転手さんは居眠りしていた。
ヤスリ過ぎてタイヤがパーン!!ってパンクしたら運転手さん驚くだろうな、と想像しましたが無事パンクせずに終わりました。


ところで、職人さんの隣にいる血のような赤いシャツ着た人は誰だと思いますか。
誰なんでしょう。突然やってきて私の合鍵ができるまでずっと見守っててくれました。
料金を貰うわけでもなく、運転手さんと知り合いのようでもなく。

悲しいかな、今までの経験上スリランカで合鍵を作ると50%の確率で使えません。「これ、ドア開かない。ちょっとみて。」と何回もお店に行くはめになります。
今回は大丈夫だったのでとっても幸せでした。


ここで合鍵を作る時のメモです。
悪い人(お店)は『何度も来なくても、今度は自宅に出張して作ってあげる』と言い、現場で密かに2つ目の合鍵を作ってしまいます。そして後日空き巣に入る。
もちろん総てのお店(人)がそうだというわけではありません。誠実な職人さんも沢山います。

これは自分の体験からです。ちゃんとしたお店の男の若者だったので油断しました。この人だっていう証拠も大きな被害もなかったけど、鍵もしまっているのに誰かが入った形跡があってお酒がなくなっていました。わー、気持ち悪かった。

それ以来、鍵を作る時は住所や家族構成など一切おしゃべりしないで、ジーーッと腕組んで黙ってるようになりました。


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