2013年7月27日土曜日

お葬式

車で走っていると白い旗が家の前や小道にはためいています。

この白旗、お葬式の目印。

お葬式目印

この白旗をたどっていくとお葬式に辿り着くことができます。
コロンボや地方都市には葬儀場もありますが、お葬式はほぼ自宅でおこなわれます。
スリランカ(仏教)の喪服は白。履物はみんな普段履きのサンダルやスリッパで来ていたので特に決まりはないみたい。

ご遺体は、お棺が四方に開かれてその中に眠っています。
さわろうと思えばさわれる距離です。

亡くなった人の誕生日と亡くなった日と写真を白い紙に印刷して道路にも貼ります。新聞の広告欄にもこのような死亡通知を載せたりします。
お葬式目印

うちのメイドさんは昨日「前に働いていた家族の親戚が亡くなったからラトナプラまでお葬式に行って来る。」とコロンボからバス日帰りで!お葬式に行きました。
亡くなった人の親戚の家で働いていたアナタがなぜ行くの?と疑問に思いましたが、行く気マンマンの姿を見て何もいえなかった。
朝7時に出て夕方4時に帰ってきた。早い。葬式会場にいたのって1時間もなかったんじゃないの。

入院見舞いとお葬式は田舎の近所付き合いではとても大切なんだなー。いや、単にうちのメイドさんが病院と葬式好きなのかもしれないけど。

あの白い紙を見せながら「この一族は超お金持ちの宝石商で、ホテルもやってて、ダイアナ妃の結婚指輪を作ったのもうちのご主人様なんだ、別の親戚の葬式ではヘリで空中から白い花びらを飛ばしたんだ。あーだこーだえっへん」と亡き人を偲びます。
それならその人の家に戻る?と聞くと
「あー、もうだめあそこは。空中渡り廊下があるくらい家が広すぎて足が痛くなっちゃうから。足を痛めてやめたんだもん」
まーすごい。ここなら足は痛くならないからよかったね。
「そーね。」

あ、ちょっとムカッ!!

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