2013年7月20日土曜日

怒り爆発 in コロンボ

世界中ストレスがなく過ごせる国はほぼ皆無でしょう。
ここスリランカも例外ではありません。


こんな暑い国でカッカカッカ怒ってると熱中症になって早死するな。
だからスリランカの人ってのーんびり動くし、あまり怒らないのかなと思いました。(そんなことはない)


ここでストレスを貯めないためには
「怒らなきゃいいんだ」
→ なにか起きても「ま、どーでもいーや」と思えばいいのだ。
→ 「そもそもスリランカ人に頼らなければいいのだ」
→ 「もしこっちが頼られたら生返事すればいいのだ」


と極力怒らないようにしてきました。
しかーし!
この前の日曜日久しぶりにキレた。
場所はマ*ド**ド。接客の頂点に立つ笑顔ゼロ円のマ*クでですよ?
もうこうなったら実名出しちゃいます。
怒りに任せて書いてます。いいんです個人ブログだから。


※ スリランカのマックが大好きで夜も眠れないという人はここからは読まないでください。


世界のマックで働いているという優越感マリーニ  
VS
マックではスピード第一、笑顔第一だろが!のメモ子一騎打ち。
そしてダブルパンチ攻撃ぃぃぃの巻。


※お互いのプライバシーのため仮名を使用しております。ここで起きたことはすべて事実であり、脚色はほんのちょこっとしかしていません。


ある日曜。たまには朝マック~、とメモ子はマックに行った。時刻はギリギリの10時25分。
メモ子のお目当てはソーセージエッグバーガー。
お目当てというよりは食べられる味のメニューはそれだけなのである。
店内カウンターには女の店員2人が暇そうにおしゃべりしていた。


「すみません・・」
とメモ子が注文するのをさえぎり、店員は人差し指をチャッと左に向け『あっちのカウンターに行け』とアゴでしゃくりそのまま遠くを見つめた。
不思議に思いながらも隣のカウンターに行くと、そこにいた店員はレジに覆いかぶさるように、大きなあくびをし、メモ子に無言でいらっしゃいませと挨拶した。


眠くて声を出したら寝ちゃうからであろう。女店員は黙ってメニューを指差した。
「朝マックはあと5分で終わるから早く注文しろという意味なんだろうな。ソーセージエッグバーガーミール1つ」。
メモ子はいつものように注文した。
厨房に向いてバーガーを取ろうとした女店員の手がふと止まり、振り返り、無表情に「朝メニューは終わりです。」と気怠そうにメモ子に告げた。
時刻はそう、まだ10時25分。


5分のために店員に文句を言うのもバカらしい、どうせ文句言っても作ってくれないんだし。
こんなん朝飯前とビクともせず、


「じゃ、チキンバーガーセット。フライドチキン単品1つ。」メモ子は仕方なく通常メニューを注文した。
「・・・コ?」
女店員の言語使用基準では、主語動詞は省略してよいのだ、特に疲れている時やどうでもいいような客なら単語で十分。とインプットされているらしい。
「・・・コーラ・・・」
スプライトを注文してもファンタを注文しても、コーラを持ってきてしまうほど
覚える気ゼロコーラが好きなマック店員には、コーラ以外の単語で惑わせない方が得策である。グッジョブ、メモ子。


さらに驚くことに、女店員は好意を抱く相手への視覚・聴覚・嗅覚は野生動物並みに優れているようで、厨房で必死に機械を修理するひとりの男店員の動向を逐一、カウンター内の女店員達とチェックしている。
彼女達のアイドルは背の高い真面目な男だということが、待たされている客にバレバレであるのに気がつかないのは、視覚・聴覚・嗅覚を最大限効率良く作動させる集中力に客は含まれないからなのであろう。


そのような高等技術を見せつけられたメモ子とその他は、ただ待つしかない。そしてお互い顔を見合わせて、つかの間の苦笑を共有するしかないのである。


そのうち、その女店員マリーニはライバルを蹴落としその男店員を食ってしまうだろう。そのうち隣にいる若者も目をつけられて食われてしまうかもしれない。
これが世に言う肉食強食女子。恐ろしや・・・。
メモ子が、負けじと「ここは学校じゃないんだよ。お嬢ちゃん!職場だよ!」と睨みを聞かせていると、それをあざ笑うかのように、
女店員マリーニが「840ルピー。」と言った瞬間、いきなり手をメモ子の2千ルピーに伸ばしてきた。突然襲った恐怖体験のため正確な金額は今も覚えていない。
マリーニの大胆行動に驚愕しつつも、メモ子は「負けないわ!」と大和魂でお札を握りしめ防御の体制で相手を威嚇する。


しかし女マリーニに敵無し。
「これ払わないとアンタ食べられないのよ?」勝利の微笑みを浮かべるマリーニ。
メモ子、四面楚歌、袋小路、絶体絶命 蛇に睨まれた女。


高飛車で客と話さない、高慢ちき女マリーニに負け、スゴスゴとトレイを持って席に着く。
と、ここでメモ子に反撃のチャンスが訪れた。
「あんなに時間かかってんのにフライドチキン入れ忘れてるじゃん、信じられない。プンプン」


が!
な、なんと驚くなかれ、女マリーニはメモ子の反撃を待ち構えていたのである。
「はい、フライドチキン。」
「わー。やられたー。」


私がいつこれで全部ですって言ったのさ。あんたが勝手にトレー持って行っちゃったんでしょ。
薄ら笑いを浮かべるマリーニの勝利宣言。


席に戻って、お決まりの「ま、どーでもいーや」と速攻嫌なことは忘れようとするメモ子に、マリーニもびっくりの試練が待ち受けていたのである。


 


アジア人はみんな中国人!のクソボケハナ垂れガキ
 VS
子供だからなんだっての!?メモ子
~ 親の顔をみたらやっぱりクソボケハナ垂れ親だった ~の巻


さぁ、これからすぐ出かけるんだから早く食べてこんなとこ出よ!とむしゃむしゃと、怪獣マリーニから一番遠い席に避難していたメモ子。


横ではこうるさい3歳くらいのスリランカ人ちびっ子女が「イヤーっ!もっと遊びたいー!!」「ママー!!私のジュース!!」と店内にその奇声を轟かせていた。
子供と紅茶に入れる砂糖は同じくらい甘いスリランカ人。
誰も注意しない。
子供は一張羅のピンクのピラピラドレスを着て、フンフんと見せびらかしながら店内をスキップ。
マック一人ファッションショー。(でも着替えはなし。観客もなし)


と、突然ピンクの子供が大絶叫。
「チャイニーーーーズ!!チャイニーーーーズ!!!」


うるせーなーとメモ子がその子供の方を向くと、
なんとなんとそのガキはメモ子を指差して
「チャイニーーーーズ!!ママ~~!!見て!チャイニーズだよーー!!」
何度も絶叫


ここでブチンと切れない人がいるであろうか。いたらその人はお釈迦様である。


メモ子は静かにじいいいーっと親を見つめて言った。(これ、怒鳴るより効果的)
「あんたの子供、とーーーっても失礼ですね。」


「えへへ。」と笑ってごまかす母親。
「子供だから~」と言い訳する父親に向かって「子供だってことは誰だってわかるんだけどね!」
メモ子の怒りはすべて子供の親に向かった。


その沈黙を突き破るかのように、
「チャイニーーズ!!」とさらに叫ぶ子供。


メモ子は最後のパワーを振り絞り言った。
「あたし、チャイニーズじゃないんだけど。あんたの子供に言い聞かせてよね。」


「まぁ~、そうなの?どこの国~?」
母親の天然パーンチでメモ子KO負け。う~~ん。


メモ子痛恨の極みインタビューです。


マックの店員って「外資系で働いてるかっこいい私」って思ってるんでしょうか。え?
「私の(本当はマックのだよ)ハンバーガー欲しいなら差し上げてもよろしくてよ」、みたいな子が多いですね。
特に店員の質は第一号店のコルピティヤ店は最悪ですね。
サービスの投書箱があったら絶対今度書いちゃいます。もしかしたらマック本社に手紙するかもね。
名指しで。
おばさま店員のいる店舗はいつも老若男女キビキビしているので、これからは
そこしか行きたくないです。


さて、2連敗しましたけど、あれはスリランカでもなかなかお目にかかれない親子ですね。
普通はじぃーーっと遠くから見つめられるくらいなんだけど。
すみませんとか謝らない親にさらにびっくりです。
そして外人が多いマックで起こったってところがさらにさらにびっくりです。
コロンボや近郊ではアジア人なんてふつーに道歩いてるんだけどね。
いやーねー。
あ、あとチャイニーズって言われたから怒ったんじゃなくて、人のこと絶叫しながら指差したからです。もしジャパニーズ!って叫んで指差されても爆発しましたね。


メモ子さんには最悪の日曜日だったそうです。


かわいそー。メモ子。

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メモ子 村人になりました。